アメフトって聞くと、ほぼ十中八九、「ゴツイでかい男たちのスポーツなんでしょ?」って言われますよね。
「どのポジションでも筋骨隆々じゃないとできないんじゃないの?」っていう声も聞こえてきそうです。
確かに激しい接触なんどコンタクトスポーツなのである程度のトレーニングは必要です。
でも、本当にそうですかぁ?
決してそんなことないですよね?
ちなみに、私は社会人からアメフトを始めた一人です。
私の体格は185㎝84㎏ですが別に何も筋骨隆々ではないですし、私が知っているアメフトプレイヤーにも170㎝63㎏とか比較的小柄な選手も多いです!!
そこで、「どうせ俺なんか体も小さいし!」なんて諦めてほしくないんですよ!!
本当はやりたいのに、体格が小さいからという理由で諦めてしまった選手が本当に多いんです。
最近では社会人チームでも未経験者でも募集をしていたり、大学ではアメフトサークルがあったりします。
そういった思いから、この記事を書くことを決めました。
この記事は、
・アメフトのポジションってどんなのがあるのか知りたい方
・体格が小さくてもできるポジションについて深く知りたい方
向けに書いています。
各々のポジションごとに「体格が小さくてもできる度」0から100で書いていますので、ご参考に頂ければ幸いです。
目次
アメフトのポジションまとめ。体格が小さくてもできるのはここだ!
引用)https://www.bbm-japan.com/americanfootball/17362984
この記事を読んでいるあなたは、恐らく体格になんらかのコンプレックスを抱えているのではないでしょうか。
早速、あなたの悩みを解消していきたいと思います。
アメフトは体格に関わらず誰でもできるスポーツ
アメフトには、いろいろなポジションがあります。
体格が大きくても小さくてもだれでもできます!!
安心してください!!あなたに最適なポジションが必ずあります!!
例えば、野球であれば投手は別として野手であれば、バッティングも守備も良くないと試合に出場できませんよね。
アメフトは交代は何度でもでき、戦術だって何百通りもありますので、得意なことが一つでもあればそれを活かして試合出場することができるのです!!
他探してもこんな魅力的なスポーツなんてないですよ!!
まずポジションを大きく分けると、オフェンス(攻撃)とディフェンス(守備)に分けられます。
オフェンスとディフェンスに共通するのが「ライン」と呼ばれるポジションです。
「オフェンスライン」とか「ディフェンスライン」ですね!
オフェンスライン、ディフェンスライン(体格が小さくてもできる度0)
このポジションは、体が小さいと無理!とは言わなくても難しいと思います。
このポジションの選手の平均体重100㎏超えは当たり前の世界ですから。
ハンドオフ後に味方QBを守る役割をするのがオフェンスライン、QB目掛けて襲いかかり、パスやラン攻撃を防ぐ役割をするのがディフェンスラインです。
この動画を見ていただくと多少はイメージできるのではないでしょうか?NFLの動画です。
流石はアメフト世界最高峰のリーグNFLですから、コンタクトも強くて激しいですね(笑)
これだけコンタクトが多いと体格の小さいプレイヤーは厳しいです(笑)
ということで、ラインのポジションは体格が小さい方は除外ですね(笑)
はい。
クオーターバック(体格が小さくでもできる度70)
アメフトの花形のポジションですね!!
ハンドオフ後のボールを受け取り、パスを投げたり、ランニングバックに渡したり、自ら走ってヤードを稼いだり!!
攻撃のキーになるポジションです。
この動画を見ていただくとイメージがわくのではないでしょうか?
なんかやりたい放題ですよね(笑)
流石にNFLプレイヤーですので、肩回りの筋肉はすごいですが(笑)
QBはパワーというよりかは、体のバランス能力、俊敏性や咄嗟の判断能力、先見性、キャプテンシーが求められるポジションです。
よって、体格が小さくてもできるポジションですね!!
例えばボールを投げるところは、野球をやっていた人なんか通づるところがあるでしょう。
ワイドレシーバー(体が小さくてもできる度85)
体格が小さくてもできる度85のワイドレシーバー!!
実際に体格が小さいプレイヤーもXリーグに存在します。
160㎝台の選手もたくさんいますよ!!
ワイドレシーバーというのは、パスキャッチのスペシャリストです。
QBから投げられるパスをキャッチすることでヤードを稼ぎます。
ディフェンスがいるのも物ともせず、パスキャッチし、タックルを交わしながら相手のエンドゾーンへ進みます。
ワイドレシーバーに求められる能力は、なんといえどもパスをキャッチする能力、研ぎ澄まされた集中力、ディフェンスの選手を交わす俊敏性やスプリント能力ですね!!
こういったことからも、体格は大きいに越したことはありませんが、体格は小さくても上記の能力に長けていれば活躍は十分にできるポジションです!!
ランニングバック(体格が小さくてもできる度90)
体格が小さくてもできる度90のランニングバック!!
実際に体格が小さいプレイヤーもXリーグに存在します。
160㎝台の選手なんてざらです!!
ランニングバックは、その名の通りランプレーの主役ですね!
QBからハンドオフ受けた後は、ディフェンスを交わしながらランで前進します。
ランニングバックに求められる能力は、走力は勿論ながら、相手を巧みに交わす俊敏性ですね!
こういったことからも、体格は大きいに越したことはありませんが、仮に体格は小さくても走力や俊敏性があれば十分に活躍していけるポジションになります。
例えば、バスケットボール経験者は細かな動きや俊敏性を活かし、相手ゴールに迫りますよね!そういったところはランニングバックの資質に似ていますね!!
ディフェンスバック(体格が小さくてもできる度85)
体格が小さくてもできる度85のディフェンスバック!!
ディフェンスバックはワイドレシーバーをマークし、ワイドレシーバーのパスキャッチを阻む役割ですね!
試合ではワイドレシーバーとの1対1の攻防は見ものですね!!
こちらは練習動画ですが、ワイドレシーバーに張り付き、オフェンスのパス成功を阻みます。
そのため、求められる能力は、俊敏性、プレーの先を読む力!先見性!ですね。
ワイドレシーバーがどのようなパスコースを走るのかあらかじめ予測し、ポジショニングをとったり、セーフティー(ディフェンスバックの中でも最も後方に位置)はディフェンス全体を見渡し、指示を出す等、キャプテンシーも求められます。
そのため、体格に関係なく、体格の小さいプレイヤーも多いですし、活躍できるポジションです。
ラインバック(体格が小さくてもできる度50)
体格が小さくてもできる度50のラインバック。
ディフェンスチームの司令塔です。ハドル時には各ディフェンス選手に指示を出し、プレー開始後のボールキャリアにタックルしたり、パスプレー時(主にショートパス)にはパス成功を阻むためにパスカバーをします。
同じディフェンスのディフェンスバックに比べれば身体的接触が多いポジションなので、体格が大きいほうが有利なことは間違いありませんが、体格が小さいプレイヤーも存在します。
キッカー&パンター(体格が小さくてもできる度100)
体格が小さくてもできる究極のポジションはキッカー、パンターでしょう。
キッカーとはその名の通りキック専門のプレイヤーで、フィールドゴールを狙うときに活躍するプレイヤーです。
ゴールポストとゴールポストの間にノーバウンドで蹴ることができれば得点ということですね!
通常得点は、タッチダウン(6点)とフィールドゴール(3点)があり、タッチダウンの半分の得点を得ることができるので非常に重要なポジションということが言えます。
別のポジションと兼務している場合を除き、基本的にはフィールドゴールで得点を狙うときの身登場するプレイヤーです。
そのため、ボールを保持したりタックルをしたり受けたりすることはほぼありません。
よって体格の大小に関係なく、キック力のあるプレイヤーが求められるポジションです。
アメフトでは1点を争う攻防が非常に多いです。そういったときに、タッチダウンを奪うことができることに越したことはないのですが、フィールドゴールで地道に得点を積み重ねることも非常に重要なんです。
そういった意味では、出場時間はほかのプレイヤーに比べて短いかもしれませんが、非常に重要且つプレッシャーのかかるポジションです。
逆に言えば、キックさえできれば務まりますから、NFLだって夢じゃない!?かもしれませんね!!
ちなみに、これまで日本人選手がNFL入りしたケースは皆無です。
アメリカ人に比べ体格が劣る日本人でも、キッカーであればNFL入りできるかもしれませんね!!
例えば、少し前の記事ですが、大阪大学アメフト部のキッカー山崎丈路(たける)選手がNFL入りを目指しているというニュースも紹介されました!!
https://www.asahi.com/articles/ASK3B7JXWK3BPTQP010.html
もともと山崎選手は高校時代はサッカーをやっていたようです。
なお、パンターもキッカー同様、キック専門のプレイヤーです。
4thダウン時に攻撃権を破棄してパントで自陣回復(相手の攻撃をなるべくエンドゾーンよりのところから始めさせる)するケースが多いのですが、その際もキック力のあるパンターは魅力です。
キッカー、パンターともに、言うまでもなくサッカー経験者は、ボールを遠くに蹴るというところで通づるものがあるのではないでしょうか。
キッカーは実は最もやりたくないポジション!?
NFL選手のキッカー以外の選手大半がやりたくないポジションにあがっているのが実はキッカーなんです。事実なので包み隠さず話しますね。
理由はプレッシャーが半端ないからです。
例えば、残り1秒、1点ビハインド、フィールドゴールを決めれば逆転!失敗すれば敗北!というシチュエーションを想像してみてください!
更には8万人の観客がフィールドゴールを蹴るキッカーに注目している!!
どうですか。
物凄いプレッシャーだと思いませんか?
普段から出場していれば、気持ちも試合の流れに乗ることができるのでまだプレッシャーは感じないかもしれません。
キッカーは先述の通り、フィールドゴールを狙うときのみの出場なので野球でいえば代打と同じように、非常に気持ちを持っていくのが難しいポジションなんです。
そういったことからも、プレッシャーがかかるんですね。
とはいえ、フィールドゴールを決め、それが決勝点になった!となれば物凄い賞賛の嵐ですから、やりがいのあるポジションだと思います!!
アメフトの体格が小さくてもできるポジションまとめ
まとめると、
・体格が小さくてもできるポジションは多数存在する
・最も適していると思うのはキッカー
・ワイドレシーバーやディフェンスバックなどは体格よりも、身体能力や俊敏性が求められるので、そちらに長けていれば問題なくプレーできる
・クオーターバックは、アメフトの花形ポジションである。パスを投げたりハンドオフしたり、自ら走ったり、とっさの判断能力や俊敏性を生かし体格の小さいプレイヤーも活躍している
アメフトというと、確かにトレーニングを積むことは大事ですが、「屈強な男たちのスポーツ」とか「体が小さいとできない」ということは決してありません。
最近では都心の大学ではアメフトサークルたるものも存在するくらいです。
かくいう私も社会人からアメフトを始めた一人です。ほとんどの人が野球やサッカーなどの別のスポーツをやっていてアメフトに転向したという人ばかりです!!
是非、アメフトの試合を見に行ってみてください!世界観が変わると思います(笑)
それでも不安な方は、こちらの記事を読んでいただければ嬉しいです!
読み終わるころには不安はどこかにぶっ飛ぶことでしょう!!
https://sagankazu.com/american-football-2-3767
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最後までお読みいただきありがとうございました。