前田健太の年俸推移や通算成績まとめ。移籍したツインズで活躍できるか?

アメリカメジャーリーグが開幕し、メジャー5年目を向える前田健太投手(ツインズ)のシーズンが始まっています。

そこで、前田健太投手のこれまでの年俸推移や通算成績、移籍先のツインズで活躍できるかについてみていきたいと思います。

この記事は、
・前田健太投手の年俸推移が知りたい!という方
・前田健太投手のこれまでの成績を知りたい!という方
・前田健太投手のメジャー挑戦に興味がある方
・前田健太投手が移籍先のツインズで活躍できるかどうか知りたい方

向けに書いています。

目次

前田健太の年俸推移は?

引用)https://news.yahoo.co.jp/articles/a3661d24b272c82c4f92fd148e971ab180f39719

早速前田健太投手の年俸推移をみていきたいと思います。

年俸(推定) チーム 背番号
2015年 3億円 広島東洋カープ 18
2014年 2億8000万円 広島東洋カープ 18
2013年 2億1000万円 広島東洋カープ 18
2012年 1億5000万円 広島東洋カープ 18
2011年 1億5000万円 広島東洋カープ 18
2010年 4800万円 広島東洋カープ 18
2009年 2500万円 広島東洋カープ 18
2008年 800万円 広島東洋カープ 18
2007年 800万円 広島東洋カープ 34

前田健太投手は2006年に大阪のPL学園高校からドラフト1位(契約金8000万円、年俸800万円)で広島東洋カープに入団します。

入団2年目から背番号18を背負い、着々と力をつけていき、5年目の2011年には年俸1億円の大台に到達します。

背番号18といえば、プロ野球ではエースピッチャーがつける背番号ですね!当時から期待が大きかった投手です。

カープでは現監督の佐々岡真司さん、ジャイアンツではあの桑田真澄さんらがつけていました。

2015年シーズンオフにポスティングシステムによるメジャーリーグ移籍を表明し、2016年1月7日にロサンゼルス・ドジャースと8年総額2500万ドル+出来高の最大1億620万ドルで契約しました。

上記からわかるようにに前田健太投手の契約は基本給が非常に低く抑えられ、出来高重視の契約でした。

当然、前田健太投手側にとって不利な契約であったことから、当時はMLB選手会の間でも大きな問題となりました。

2020年の前田健太投手の契約内容ですが、基本年俸は300万ドル(約3憶3000万円)で、出来高による部分が多いですね。

前田の契約は出来高重視で、基本年俸は300万ドル(約3億3000万円)に抑えられており、これに開幕ロースター入りや先発登板数、登板イニング数に応じてのインセンティブが設定されている。

https://full-count.jp/2020/02/12/post687402/より抜粋

ツインズでの前田健太投手は、ホセ・ベリオス投手、ジェイク・オドリッジ投手に次ぐ3番手の先発投手としての期待が大きいようです。

移籍1年目で先発ローテーションの3番手というくらいですから、ツインズはよほど先発投手が欲しかったと思います。

2019年は現に先発投手不足を露呈していましたからね。

が、しかし、先発ローテーション投手としては、あまりにも低価格です!!

米スポーツメディア「ジ・アスレチック」も前田を3番手の先発投手として紹介。「コストはローテーション半ばの先発投手としては、信じられないくらい低価格で、彼と同じようなレベルの投手は、フリーエージェントのマーケットでは少なくとも5倍の価格がする」と“格安”であることを強調していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0021ad22b15f215b491eee7fe8858ad4a5ebc375より抜粋

更には、先発だけでなく2017~2019年ポストシーズンでの中継ぎ(ロングリリーフ含む)としての活躍も評価しており、中継ぎや抑えとしても期待していると思われます。

またローテーションでの活躍のみならず、ポストシーズンでの通算32回2/3で防御率3.31という成績も魅力だという。「39歳で手術から復帰中のリッチ・ヒルにもし何か起こった時の確実な保険となる」と、10月の活躍にも期待を寄せる。前田は、ポストシーズンはここ3年連続で中継ぎとして投げていることもあり、「救援投手としての経験が豊富なこともツインズにとってはプラス」と多くの“オプション”となりえる存在だと分析した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0021ad22b15f215b491eee7fe8858ad4a5ebc375より抜粋

野球を経験された方ならわかると思いますが、同じ投手とはいえ先発と中継ぎでは全く調整の仕方が異なります。

一番異なるのは肩の作り方ですね。先発であれば登板日(5人か6人のローテーションであれば、週1回の登板日)に照準を合わせて調整していきます。

一方中継ぎというと毎日ブルペンにて待機しており、試合の状況により肩をつくったりしていきます。

試合の展開によっては急に登板する必要がでてきたり、そうでなかったり特に気持ちの持っていき方が難しいです。

以前、メジャーに挑戦した上原浩治投手が先発投手ばかりがメディアに注目されることで、「中継ぎを舐めるな!」といったことがありましたが、その気持ちは大いにわかりますね。

それに加え、アメリカ国土は広く国内でも西海岸と東海岸では時差が7~8時間あります。その中で毎日調整を欠かさずするのですから、体調面でのケアも大事です。

先発も長いイニング投げるので大変ですが、それ以上に中継ぎも大変だと思います。

そういった状況の中でこの年俸!!そりゃ安すぎますよね!!

先発に中継ぎにフル回転し、ワールドシリーズを制覇!することで周囲をギャフンっと言わせてしまいましょう!!

前田健太の通算成績は

引用)https://article.auone.jp/detail/1/6/10/92_10_r_20200214_1581606491763701

前田健太投手のこれまでの通算成績推移を紹介します。



























W
H
I
P
2008 広島 19 18 1 1 1 9 2 0 0 .818 462 109.2 103 10 35 1 3 55 0 1 43 39 3.20 1.26
2009 29 29 3 1 1 8 14 0 0 .364 795 193.0 194 22 29 1 3 147 2 0 82 72 3.36 1.16
2010 28 28 6 2 1 15 8 0 0 .652 848 215.2 166 15 46 3 7 174 2 0 55 53 2.21 0.98
2011 31 31 4 2 0 10 12 0 0 .455 864 216.0 178 14 43 0 6 192 4 0 61 59 2.46 1.02
2012 29 29 5 2 0 14 7 0 0 .667 820 206.1 161 6 44 1 9 171 2 0 46 35 1.53 0.99
2013 26 26 3 1 1 15 7 0 0 .682 690 175.2 129 13 40 1 2 158 1 0 46 41 2.10 0.96
2014 27 27 1 1 0 11 9 0 0 .550 746 187.0 164 12 41 1 2 161 4 1 61 54 2.60 1.10
2015 29 29 5 0 0 15 8 0 0 .652 821 206.1 168 5 41 0 6 175 3 0 49 48 2.09 1.01
2016 LAD 32 32 0 0 0 16 11 0 0 .593 716 175.2 150 20 50 6 8 179 6 0 72 68 3.48 1.14
2017 29 25 0 0 0 13 6 1 0 .684 557 134.1 121 22 34 1 5 140 4 0 68 63 4.22 1.15
2018 39 20 0 0 0 8 10 2 5 .444 532 125.1 115 13 43 4 5 153 2 2 58 53 3.81 1.26
2019 37 26 0 0 0 10 8 3 4 .556 624 153.2 114 22 51 4 4 169 3 0 70 69 4.04 1.08
NPB:8年 218 217 28 10 4 97 67 0 0 .591 6046 1509.2 1263 97 319 8 38 1233 18 2 443 401 2.39 1.05
MLB:4年 137 103 0 0 0 47 35 6 9 .573 2429 589.0 500 77 178 12 22 641 15 2 268 253 3.87 1.15

広島カープ時代は、1年目から先発ローテーションとして活躍し、入団3年目の2010年から6年連続で二けた勝利を記録2010年と2015年にはリーグ最多勝を達成しています。

更には、奪三振王を2回、防御率のタイトルを3回獲得していますので、広島カープのエース!日本を代表する先発投手!だったわけです。

2010年以前は万年Bクラスで最下位だった広島カープをAクラス入りができるまでのしあげたのは、前田健太投手の功績が大きいですね。

2015年オフにメジャーに移籍してからは、毎年ほぼ二けた勝利をあげていますし、ドジャースの先発ローテーションとして活躍しました。

私の中で前田健太投手で印象に残っているのが、メジャー初打席でレフトスタンドにホームランをぶち込んだシーンですね(笑)

ピッチングシーンではなくすんません(苦笑)

まさか自分がいくとはおもっていなかったのか、皮手するのおせーよ!おい!(笑)と思ったのですが、見事に体の前でとらえてレフトスタンドに叩き込みました(動画の20秒らへん)!!

ホームランを打ってベンチに戻った時に、一瞬無視されかけるんですが、これがアメリカ式なんです(笑)

一瞬あれっ?と思わせておいて、その後みんなの祝福が待っているんですよね(笑)

よくマエケンわかってる!!

次の章でこちらは詳しく書きますが、メジャーで活躍するうえで非常に大事なことなんです。

続いて、こちらの動画をご覧ください!

マエケンはバッティングも良いんです。

あれっ?野手じゃないんですか?って突っ込みたくなるくらいバッテイングがいいですね!

大谷翔平に限らずマエケンも投手で出場していないときはセンターあたりで出場してもいいんじゃないかな!と思うのは私だけでしょうか?

アウトコースを逆らわずにライト打ちしたり、あとオモシロいのが元巨人の元木大介選手(現巨人ヘッドコーチ)のような曲者ポテンヒットもありますね(笑)

150キロの直球をライト前にはじき返したときのがこちらです。

マエケンが打で魅せた。初回に2点を先行された前田だったが、2回の打席だ。1点を返し、なお1死満塁の場面。右腕・ぺルドモの甘く入ってきた93マイル(約150キロ)を右前へはじき返した。

2者が生還する逆転の2点タイムリー。打撃には定評のある前田にとって、今季12本目の安打となった。

このシーンをドジャースは公式インスタグラムに「ケンタ・マエダは何でもできる」と称賛をつづり、動画付きで公開。ファンからも喝采が起きている。

「真面目な話、彼にできないことってあるの?」
「MAEDA-SAN!」
「凄まじい」
「Kentaaaaaa!!!」
「球界で最も打つピッチャー」
「ありがとう、強打者」
「グレイトな仕事をした」
「リアルじゃない」
「ピッチャーは打てないなんて誰が言った?」

https://the-ans.jp/news/80665/より抜粋

メジャーで打撃での評価も上がっていますね!!

何よりも楽しそうに野球をやっているマエケンが大好きです!

マエケンの哲学として、「やるときはやる!休む時は休む!メリハリが重要」というのがあります。

常に100%でやっていると疲れてしまう。そうすると大事な時にパフォーマンスが発揮できないというものですね!この本にはそのことが書かれているので、メリハリについて知りたい方は必見です。

良い投手は打つのもうまいとよく言われますが、(まさにその通りだと思いますが)、マエケンはPL学園時代は4番でエースだったんですよね!

投手としても素晴らしいし、バッテイングも素晴らしい!あの当時天下のPL学園で4番を務めるだけあるな!とスタンドで観戦して思いましたよ。

前田健太は移籍したツインズで活躍できるか

引用)https://baseballking.jp/ns/219800

2020年ドジャースから電撃移籍でツインズ入りした前田健太投手。

気になるツインズで活躍できるか!?気になりますよね。

すでに開幕して2勝をあげていますし、こちらは残念でしたがしっかりと好投していますね!

光ったのは制球力と守備だった。ツインズの前田健太投手(32)は6日(日本時間7日)に敵地でのパイレーツ戦に先発し、6回を投げ、3安打3失点、4三振1四球と好投したが、3勝目を逃した。2点リードの7回からは救援陣にマウンドを託したが、チームは最終回に2点を奪われ、5―6でサヨナラ負けを喫した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc80f69a3f8dded1bba3311d07b6a2cecc195a5aより抜粋

すでに先発ローテーションの一角としてフル回転していますので、このままいけば問題なく移籍したツインズでも活躍できると思います。

何故活躍できるのか?

直球だって140キロ台後半、150キロ前後ですしずば抜けて早いわけではありません。変化球だって一通りは投げますが、ずば抜けてキレるわけでもないでしょう。

前田健太投手が活躍できる最大の理由は、どの投手よりも投球テンポが良いからです。

つまり、野手にとっても守備のリズムがでて、非常に守りやすいからです。後ほど詳しく解説しますね!

マエケンの特徴としては、この試合にも出ましたが、広島カープ時代から

・ストライク率が高く制球力がよいこと

・フィールデイングがよいこと

が上げられるのですが、この試合では80球中53球がストライクでストライク率66%の制球力、テンポの良い投球、素晴らしいフィールディングが光りました!

もちろん150キロや160キロを超える速球はメジャーで活躍するうえで大きな武器なんですが、それ以上に大事なのはテンポの良さなんです!

野手の身で考えたらわかりやすいかと思いますので、少しだけ解説しますね!

守っている野手は投球と同時に守備体勢に入ります。ストライクを投手がコンスタントに取ってくれると、打球が飛んでくるだろうなとある程度予測が立つわけです。

それが、ボール球ばっかりだと守備体勢に入っているのに打球がこない!さらには四球でピンチが広がるということになり、野手はだんだんイライラが募ってくるんです。

日本人はどんな状況になっても一生懸命に守りますが、そういった状況だとアメリカの野球では守備を放棄する選手も出てきます(笑)

放棄というと少々大げさですが、少なくとも守る気が無くなったり、注意力散漫になる傾向があります(笑)

こういったことからもテンポの良さは非常に大事なんですね!

メジャーで活躍するのに次に大事なのが、先ほどの動画でも紹介しました、メジャーの文化になじむことなんです!

日本プロ野球では黙々とプレーすることが求められますが、(もちろんメジャーでも真面目にぷれーすることは大前提)、みんなで喜び合うときは喜ぶ!輪の中に入る!ということなんです。この動画の最後のほうですね。

前田健太投手は既にそれが十分できていますから、ツインズに移籍しても問題なく活躍できると思います。

前田健太のまとめ

2020年ドジャースからツインズに電撃トレードした前田健太投手!

年俸推移や成績、ツインズでも活躍できるかについてみてきました。

整理すると

・広島カープ入団1年目から先発ローテーションとして活躍し、5年目の2011年には年俸1億円の大台に到達

・2015年オフにロサンジェルスドジャースに移籍し8年総額2500万ドル+出来高の最大1億620万ドルで契約

・2020年の年俸は基本年俸は300万ドル(約3憶3000万円)かつ出来高払い

・広島時代、ドジャース時代ともに先発ローテーションとして活躍し、ほぼ毎年二けた勝利をあげている

・前田健太投手は投球術はもちろんテンポの良さも兼ね備え、更にはメジャーの文化を理解しているのでツインズに移籍しても活躍できる

メジャー5年目の前田健太投手のシーズンが、コロナで開幕遅れましたが開幕しました。

高いポテンシャルを持っており、すでに開幕2勝をあげてチームにも溶け込んでいるので今後の活躍がさらに楽しみです。

日本に感動を届けてください!!

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最後までお読みいただきありがとうございました。